「日中韓女性経済会議2005」
小泉総理メッセージ
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今般、「日中韓女性経済会議2005」が開催の運びに至ったことを心よりお慶び申し上げます。
古来より深い交流の歴史のある日中韓三国は、現在では相互依存を深めながら、世界の発展に刺激を与える存在となっています。この地域がアジアと世界において一層魅力的なものになるには、域内の人々が様々な分野で力を発揮しながら、三国間の協力を深めていくことが重要です。
首脳レベルにおいても、日中韓首脳会議を1999年以来毎年開催しています。この首脳会議では、この地域の将来を見据え、友好協力関係を発展させるために、投資、FTA、エネルギー、観光、環境、金融・為替問題など幅広い分野での三国間協力をはじめ、東アジア地域協力、さらには地域・国際情勢について率直な意見交換を行っています。
日中韓三国は社会の様々なレベルで交流し、学び合っていくことが重要です。そして、世界全体で女性が新しい生き方を模索している中で、この地域の指導的な立場にある女性が顔を合わせ、率直に意見交換し、互いの刺激になっていくことは大変意義深いことです。三国の交流の歴史と日本の個性を体現する古都京都で開催されるこの会議が、こうした目的にとり有益なものとなり、成功されることを確信しています。
最後に、本会議開催に当たり御尽力された実行委員会の皆様に敬意を表するとともに、ご参加の女性リーダーの皆様のご活躍を祈念いたします。中国、韓国から来られた皆様にはこの機会に是非日本を満喫して下さい。
2005年7月15日
内閣総理大臣 小泉純一郎
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