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Women's Global Economy Conference 日中韓女性経済会議
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開会の挨拶

■司会サンドラ・ウー氏のあいさつ

■川口順子総理大臣補佐官による代読:小泉総理からの祝辞、および開会宣言

今回この会合が開催されることを非常にうれしく思っています。
今後協力を深めていくなかで、「女性」「経済」という切り口で話し合いをしながら、お互いに刺激しあい学びあいながら日中韓の関係を深めていくことは大変意義があると思います。
今まで開催のために支援してきて、こうして実を結ぶことになりうれしく思っています。
この会合を成功させ、本会議を日本で開催するだけではなく、韓国や中国で開催し、来年も再来年も10年先20年先にもっともっと大きな会合になって実を結ぶことを楽しみにしています。
いい会合になることを祈念しまして開会宣言とさせていただきます。


来賓の挨拶

■中国人民政治協商会議全国委員、ボアオ・アジア・フォーラム 副理事長 蒋 暁松 氏 JIANG XIAOSONG

ご在席のみなさまこんにちは。「日中韓女性経済会議」開催に際し心よりお祝いを申し上げます。
私はアジアの発展のために努力をしており、21世紀委員会の中国側の委員に就任し、日中間の関係を良くするという使命を与えられました。また、1000人あまりの従業員のためには立派な船長として、男性としては妻と娘のために毎日汗を流して働いております。
昨年6月に北京人民大会堂で、「傑出女性企業家フォーラム」が開催されました。その会議に出席した日本メンバーが本日の会議を開催しておられます。
今回の会議には招聘元であった中国女性企業家協会常務副会長兼秘書長の史 清琪さんをはじめ、多くの方々をお招きしています。 また、小泉総理からのメッセージは、この会議の重要性を表していると考えています。

私は2001年からアジアで唯一の国際会議であるボアオ・アジア・フォーラムを開催しています。26のアジア各国が集まるアジアで唯一の国際会議です。当時細川首相にもご出席をいただきました。
小泉首相にはこのフォーラムで「中国は脅威ではない」という有名なスピーチをいただいいています。今回の開催顧問であられる川口順子総理大臣補佐官にも2005年ボアオ・アジア・フォーラムに出席していただきました。よって、この会には特別な親しみを感じています。
日中韓の3国は重要な関係を有していると思っていますし、私は関係強化に数年来尽力してきました。3カ国の関係、人民の友好関係を促進するために特に努力をしてきています。
また、女性だけの会議に出席することができたことは新鮮です。男性は女性に厳しく指導されていることがあります。 誇らしく思うのは、中国女性企業家協会常務副会長兼秘書長の史 清琪さん、大連国立百川集団有限公司 董事長の孫 涵さん、日本中華総会会長源 安さんをお招きしています。

この会の標題は「平和と活力ある経済創造」がメインテーマとなっていますし、東南アジア共同体づくりに重要な役割を果たすことを期待しています。 一昨日の日本の新聞で知ったことですが、世界一長生きしているのは日本の女性であると。女性は男性より長生きであることは立証されています。東南アジアでは寿命だけでなく、女性は男性よりもっと知恵も出してもらい、国と国、人と人、われわれの共有する明るいアジアの未来に向かって一緒に作っていきたいと願っております。

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■中国女性企業家協会常務副会長兼秘書長 史 清琪氏

ご来席のみなさま、この記念すべき会議に臨席させていただくことを大変光栄に感じております。この会議は、初めての中日韓の女性の会議であります。東アジアのなかで経済大国、経済強国という地位にある3国が一同に集い、世界の経済の調和と発展に向けて議論することは大変大きな意味があると感じています。 中国は工業化について日本と韓国からもっと学んでいきたいと考えています。今後2010年くらいまでの間に重工業中心から情報化に向けて進めていくことになります。そのために日本の企業管理の経験、環境保護の経験を学んでいきたいと考えています。日本の人々に対しては、もっと中国に投資をしていただきたい。貿易黒字の問題も徐々に調整されていくと思います。

私たちは3国間の良好な環境を必要としています。中国では、女性経営者は20%を占めるようになっていますし、女性は平和を愛好しており、協調的ある発展を望んでいます。政府もわれわれのために良好な環境を作ってもらいたい。民族間の過去のうらみつらみを言うのではなく、歴史を繰り返さないことを確認しあい、団結して平和と友好のために未来にむかって良好な発展の空間をつくりだすことを望んでいる。川口補佐官、坂東委員長には、このような機会を与えていただき、ありがとうございました。

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■大韓民国対外経済・通商 特命大使 (前)韓国女性経済人協会会長 申 受娟氏 SHIN SOO YUN

1000年の首都であった京都で女性たちが一同に集まり、未来の世界、今後東アジアの発展のために、女性の経済的発展のために日韓中の女性経済会議が開催されたことは大変意義深いと考えています。21世紀は感性の時代であり、情報化の時代であり、デジタル時代であり、流れに早く適応するものが生き残ると言われています。過去を鏡として今日を基準として、未来に向かい、自分自身が経済界の女性たちの力をどのように活用するかを考えることは私たち共通の課題であり、義務であると考えています。 韓国女性の活動は活発で、NGOを含めて2000以上の女性団体があります。経済分野では、韓国女性経済人協会が1977年に創立され、韓国女性経営者協会(95年)、韓国女性ベンチャー協会(97年)、韓国女性発明者協会(95年)、韓国女性IT情報化協会(2000年)と、この5つが韓国を代表する女性経済団体です。私は韓国女性経済人協会の創設にかかわって28年になり、2000年1月から会長職を歴任しています。

韓国は、97年11月外貨危機という国家の危機を迎えました。50年に朝鮮動乱で廃墟から立ち上がった人々から士気と意欲をなくさせる出来事であったと思っています。

そこで私たちは意思をひとつにして国家経済の危機を克服するために先頭に立ったのです。まだまだ韓国の社会的環境は、女性が活動するには多くの障壁がありした。子女の教育問題、東洋的家族問題など多くの問題があり、経済人として足を踏み出した以上はとどまっていることはできません。女性は弱いからと言うなら、家庭に帰るしかないのです。

女性の経済力強化、国家の経済力強化というキャッチフレーズをもち、能力を見せ、女性たちが創業し、企業経営を国家が支援できるように政府に提案しました。誠実な企業には5%の税金を減免する。入札には5%のインセンティブを与える。企業創出資金を貸し出して経営指導をする。さらに輸出企業には保証制度も適応される。これが99年2月に交付された女性企業支援に関する法律です。モデルとして、86年の米国女性企業保護法をベンチマーキングとしました。アジアでは最初の法として誕生して全国民の支援のなか、士気と勇気を与えてくれました。先頭に立ち、対政府の仕事をすべて成し遂げました。今では13箇所に120万名の会員をもっています。女性社長は女性らしいときに、最大の経済力を発揮できるものです。経済家庭と、子女の教育問題、尊敬される女性経営者として教育を受けながら、今日よりも明日のためにCEOが備えなければならない5つの重要な事項を身につけていくことが大切です。合法的な地位をつくること、エキスポートパワー、リワードパワーそしてディファレンスパワー、モラリティ、リーダーシップ、オネスティが重要です。

未来の社会は女性を必要としています。社会発展に女性が寄与できるように女性を教育し、機会を与えるように組織されるものが発展するといわれています。世界は男女半々になっており、文化や役割など与えられた分野で活躍することが望まれています。私が強調したいことは、経営環境や社会文化の環境のなかでチャンスをつかまなければならないということです。女性が男性と競争して勝とうとすることではありません。生物学的に適合した環境のなかで能力を活かし、若く有能な後輩を育成する余裕をもつことです。これらが女性の地位を確固たるものにしてくれると思います。この会議を準備するために意義深い場を作っていただいた方々に感謝を申し上げます。川口補佐官にも心より感謝いたします。

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